Special Interview
#001
メイクアップアーティスト&ビューティディレクター
MICHIRU
March 12th, 2018
渡仏、渡米を経て帰国後、国内外のファッション誌、広告、映像、女優やアーティストのメイク、トークショウなども数多く手がける。 化粧品関連のアドバイザーやコンサルタント、商品開発、MiMCクリエイティブディレクターなど幅広いフィールドで活動。オーガニックへの造詣も深く、肌、心、体の内側からきれいになれるインナービューティを提唱。
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BEAUTY

残像感や記憶に残る人、それこそが美しさの本質

  • Q.本質的な美しさ、ありのままの美しさを表すもののひとつであるお花。MICHIRUさんが最も好きなお花とは?

    薔薇です。高級感があり、つぼみから咲きはじめ、枯れている姿までも美しい。色のグラデーションや、形、香り、すべてが好きです。

    子どもの頃、父親がお庭で薔薇を育てていました。お手入れはなかなか大変そうでしたが、手をかけてあげるとそれに答えてくれるように毎年綺麗な花を咲かしてくれるのを間近で見ていて、子どもながらに鮮明に記憶に残っています。父が育てた薔薇を学校へ持って行くと、お友達もとても喜んでくれました。

  • バラと共にあったMICHIRUさんのお父さんとの記憶、ご自身の幼少期の思い出をイメージして作品を作りました。イラストレータ: 田中健太郎
  • Q.MICHIRUさんが美しいと感じる女性とは?

    その人がパッと輝いた時が美しいと思っています。言葉にするなら、“残像感や記憶に残るもののある人”。例えば、立ち去った後でも美しさが残っている。それこそが美しさの本質なのではないかと思います。

  • Q.女性の身体で美しいと思うパーツや仕草は?

    唇です。目も好きだけれど、唇が美しいと、顔全体の他のパーツが引き立つと思うんです。

    唇に薔薇の花びらのように少しだけグラデーションを入れたり、他のメイクはしなくても真っ赤な口紅を引いただけで顔全体がパッと華やかになる。あの感じは、メイクの力が一番伝わる気がします。

    好きな仕草は、何か物をとる時などに指先まで神経が行き届いているような繊細な手の動き。手先の美しさには、つい見とれてしまいますね。

  • Q.本質的な美しさとは何だと思いますか?

    メイクとは、その人の個性を引き出したり、空気感を作ったりするもの。表面を最大限美しく出来ます。ただ、本質的な美しさというものは、その人の表情や内面的な輝きから現れるものだと思っています。その人のもつ本質的な美しさをメイクによってさらに輝かせるだけでなく、その人自身の存在そのものが美しく輝くお手伝いまでをすることが、メイクの最大の仕事だと思っています。

    内面、外面どちらも輝いてこそ、その人自身の美しさの本質じゃないかと思うので。