Special Interview
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「THE LITTLE SHOP OF FLOWERS」主宰
April 2th, 2018
「THE LITTLE SHOP OF FLOWERS」主宰。インテリアショップ、ファッションプレスなどを経て、2010年に東京・代々木上原に週末だけのフラワーショップをオープン。2013年、現在の原宿へ移転し毎日営業に。展示会やパーティ、結婚式の装飾や演出、日々の小さな贈り物の提案まで幅広く活動している。
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WORK

“花屋をやっています”と自分で言えるようになったのは、開店して5年経ってから。

  • Q.花屋を始めたキッカケは何だったのでしょうか?

    始めたキッカケは“自分探し”の一環でした。プレスとして仕事をしていた時、私は社交的でもないし、もっとちゃんと出来る人が他にいるだろうな…と感じていたんです。私らしさをきちんと確立しないとこの仕事は続かないな、という不安もありました。その頃は、自分らしさを仕事を通して表現をする人が周りにとても多く、そういう人たちに囲まれていることは楽しかったけれど、そういった友人たちの存在が「私自身の“自分らしさ”って何だろう?」と考えるキッカケにもなりました。その経緯によって、今自分が受け持っている仕事以外のジャンルで“自分らしさ”を表現出来ることを探していました。

  • Q.自分探しから、花屋へと結びついた経緯とは?

    インテリアの仕事、プレスという仕事、それぞれの仕事でも花を触る仕事の担当になることが多かったので、元々花が好きではあったんだと思います。でも、動くキッカケになったのは、N.Yに行った時にたまたま出合った、ジーンズショップの一角にお花を置いているスペース。そこを見た時、私もこんな場所を作りたいと思ったんです。そこで、花のことについては無知のまま、金土日だけのお花屋さんを始めました。その頃の私はガサツというか、とても男性的だったので、たまたま花という女性的な存在が私の中でしっくりマッチしたのかもしれません。

  • Q.思い出深いお仕事とは?

    やはり代々木上原にあった最初のお店の時代です。1番色濃く記憶に残っています。何も花屋という仕事について知らずに急に始めたので、逆にお客様であった街のおばあちゃんたちが心配してくださり、ご自宅に招いてくださったんです。そこで週に1回、茶道と華道を教えて頂きました。本当にお客様や友人たちなど周りの方々のサポートあって、続けられました。「花屋をやっています」と自分で言えるようになったのは、オープンして5年くらい経ってから。それまでは恥ずかしくて言えませんでした。

    代々木上原のお店は隠れ家のような店舗だったので、男性のお客様もとても多かったんです。サッカーボールを持った高校生の男の子がお母さんへ贈るお花を買いに来て、あれこれ真剣に悩んで買ってくれたりと、思い出がたくさんあります。