Special Interview
#007
タレント、エッセイスト
September 25th, 2018
東京大学大学院情報学環客員研究員。Australia now 2018 PR 大使。仕事のある日本と、家族と暮らすオーストラリアとを毎月往復する出稼ぎ暮らし。新刊: 『歳を取るのも悪くない』(養老孟司氏との共著・中公新書ラクレ)、小説『幸せな結婚』(新潮社)
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FUTURE

ずっと書き続けていきたい小説、
いろんな人と楽しく出会う番組、
コツコツ実現していけたら…

  • Q.小島さんのポジティブな考え方や生き方に力を貰う人も多いのではないかと思います。何事も楽しむコツを教えてください。

    そんなことないですよ。不安なときや凹んだ時は1回落ちるんです。とことん落ちて、そこから上がった時に力がわいてくるんです。いきなり何でもポジティブに考えられるような強さは私にはなくて、わりとウジウジしながら底まで落ちていくタイプ。それで、いつまでもこの暗いところにいるのは嫌だから上に上がろうって這い上がってくるという繰り返し。夫が仕事を辞めた時も、本当に不安で、ずいぶん落ち込みました。夫に恨み言を言ったりして疲れ果ててしまって、もうこれ以上疲れたくないから発想をポジティブに変えるしかないと。何事も一回トンネルをくぐってから、力がわいてくるという感じです。


  • Q.これからどう過ごしていきたいですか?

    エッセイや小説を書き続けていきたいと思っています。今回の小説は、「幸せな結婚」というタイトルなのですが、2組の共働き夫婦が主人公。ものを書き始めて8年しか経っていないので、まだまだ修行中です。

    テレビの方は、そうですねえ。いつか、いろいろな人の話を楽しく聞く番組ができたらいいなと思っています。アメリカのエレン・デジェネリスのショーなんて面白いですよね。ああいう形の番組は日本では難しいのかもしれないけど、温かみがあって愉快でいいですよね。私は彼女のように踊れませんが(笑)

  • 小島慶子さんの新著は、「幸せな結婚」(新潮社)都心で暮らす2組の夫婦。公園の前の分譲マンションに住むのは、自分探しで仕事を辞めて生まれたばかりの娘の育児をする夫と、スタイリストの仕事が波に乗る妻。街の外れの賃貸で暮らすのは、子育てで開店休業状態のライターである妻と、家事を一切やらず、呑気にハワイ移住を夢見る冴えないラジオDJの夫。そこへ近所のセレブ読モ主婦が絡んで、4人は微妙な関係に。
    見栄と打算で割り切り夫婦をやるのか、苛立ちながらも一緒にダサい夢を見るのか。仕事も育児も夫婦ともにやり続けるしかない時代の幸せ探しは、知りたくなかった自分の本音と向き合うことでもあった…


  • Photo : GIRAFFE
    Edit & Text : Maki Kakimoto